給食で食べた懐かしいパンがどこで売っているのかを探している方も多いでしょう。
給食のパンは主にコッペパンですが、庶民になじみのあるパンであるものの、今は意外と売っている場所は限られています。
この記事ではどこで給食コッペパンが食べられるのか、全国チェーン店や直営所を調査しました。是非参考にしてください。
この記事では以下のことが分かります。
ポイント
- 給食パンがどこで購入できるか
- 各店舗での給食パンの取り扱い状況
- 給食パンを購入できるオンラインショップ
- 給食パンが減少している理由
給食のコッペパンはどこで売ってる?
主に全国展開のお店を調査しました。
※すべての店舗で取り扱っているか未確認です
※価格に関しては現在は変わっているかもしれません。
- ダイソー
- セリア
- キャンドゥ
- ドン・キホーテ
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- コストコ
- イオン
- 業務スーパー
- 給食パンを売っている直営所
- Amazon、楽天市場
ダイソー
「ダイソー」では、一般的なコッペパン(給食のコッペパン)を販売していないようです。
ただし、「東京ブレッド」シリーズとして、さまざまな種類のパンが販売されています。
例えば、「沖縄黒糖ミルクパン」や「カカオチョコレートパン」などがあり、これらは保存食としても利用できる商品です
セリア
「セリア」では、給食のコッペパンを取り扱っているという情報は見つかりませんでした。
セリアは主に食器やインテリア雑貨を中心に販売しており、パンや食品類の取り扱いは少ないです。
そのため、給食で馴染みのあるコッペパンをセリアで購入することは難しいでしょう。
キャンドゥ
「キャンドゥ」では、給食のコッペパンは販売されていないようです。
キャンドゥは主にキッチン用品や日用品を中心に取り扱っており、パンや食品類の品揃えは限られています
ドン・キホーテ
「ドン・キホーテ」では、給食のコッペパンに似た商品として「情熱価格」ブランドのコッペパンを取り扱っています。
例えば、「つぶあんだけのコッペ」などがあり、一般的な給食のコッペパンとは少し異なるものの、懐かしい味わいを楽しむことができます。
ただし、具体的に給食で提供されるようなプレーンなコッペパンの販売情報は見つかりませんでした
ヨドバシカメラ
「ヨドバシカメラ」では、給食のコッペパンそのものは販売されていないようです。
ヨドバシカメラのオンラインストアには、コッペパン関連の商品としてレシピ本やパンのイメージを使った商品が取り扱われていますが、実際のパンは取り扱っていません。
ビックカメラ
ビックカメラでは「給食のコッペパン」の販売はありませんが似たような商品があります。
具体的には、非常食としての「超しっとりコッペパン」が販売されており、価格は約648円です。
これは通常の給食で提供されるコッペパンとは少し異なり、長期保存が可能な商品です。また、ビックカメラのオンラインショップや店舗で購入可能で、ポイントも利用できます。
コストコ
コストコでは「給食のコッペパン」に相当する商品として、ホットドッグバンズなどのパンが販売されています。
しかし、厳密に言えば、日本の学校給食でよく見られるようなコッペパンそのものは、コストコのラインナップには含まれていません。
コストコのパンコーナーでは、ホットドッグバンズやディナーロール、マスカルポーネロールといったさまざまな種類のパンが提供されていますが、いずれも給食のコッペパンとは少し異なる商品です。
もし学校給食風のコッペパンをお探しであれば、別の専門店や通販サイトを利用するのが良いかもしれません。
イオン
イオンでは、「給食のコッペパン」が販売されています。
例えば、イオン新さっぽろ店では、京田食品の「給食のコッペパン」が2本入りで販売されています 。
また、イオンのネットスーパーでも、「ヤマザキのコッペパン」やその他のコッペパン商品を取り扱っています 。
これらの商品は、地域や店舗によって取り扱いが異なる場合がありますので、詳細は最寄りのイオン店舗やイオンネットスーパーで確認することをお勧めします。
業務スーパー
業務スーパーでは「給食のコッペパン」を販売していません。
業務スーパーのパンのラインナップには、ビール酵母パンやイギリス食パン、バターブリオッシュなどのコスパ抜群の商品が含まれていますが、給食のコッペパンはその中に含まれていないようです
給食パンを売っている直営所
オギノパン(神奈川県相模原市)
オギノパンでは「給食のコッペパン」を販売しています。
これは、実際に神奈川県内の学校給食にも提供されているパンで、店舗でも購入可能です 。
特に「メガ・給食コッペパン」という商品は、もちもちした食感が特徴で、シンプルな味わいが懐かしさを呼び起こします 。
オギノパンは、神奈川県相模原市に本社を構え、工場直売店では他にもさまざまなパンを販売しており、工場見学も楽しむことができます
しあわせ工房、新田パン(愛知県名古屋市)
特に、しあわせ工房や新田パンといった製パン会社が、昔ながらの給食コッペパンを製造・販売しています。
これらのパンは、冷凍で販売されており、自宅で解凍して楽しむことができます。
しあわせ工房のコッペパンは、レトロなレシピで再現され、サイズも複数選べるため、当時の給食パンの味わいを再現したい方におすすめです。
また、新田パンも給食のコッペパンとして、懐かしい味わいを提供しています
萩原製パン所(山梨県山梨市)
萩原製パン所は、山梨県山梨市にある学校給食用パンの製造工場です。
1960年の創業以来、地域に根ざしたパン作りを続けており、2020年から一般向けの直売所も営業を開始しました。
特に給食パンを中心としたシンプルで懐かしい味わいのパンが人気です。
価格もリーズナブルで、ミニチョコパンや野沢菜おやきパンなど、他では味わえないユニークな商品も販売しています
東武パン直売所(東京都上板橋)
東武パン直売所は、東京都上板橋駅から徒歩数分のところにあり、地元民から愛されています。
店内では、ふわふわのクロワッサンや濃厚なチョコクリームが詰まったチョココロネなど、多様なパンが並びます。
営業時間後もパンの自動販売機を利用できるため、買い忘れた時にも便利です
Amazon、楽天市場
Amazonや楽天市場では、「給食のコッペパン」を購入することができます。
例えば、Amazonでは新田製パンの「昔ながらの給食コッペパン」などが販売されており、1箱25本入りなどのパッケージが提供されています。
冷凍保存が可能で、自宅で解凍して食べることができます。
楽天市場でも、同様に給食用のコッペパンが多数販売されています。
複数のショップが、業務用として提供される大容量のコッペパンを取り扱っており、冷凍パンとして配達される商品が多いです。
これらのコッペパンは、懐かしい給食の味を再現したい方にぴったりです。興味がある方は、各プラットフォームで検索してみてください
給食のコッペパンはどこで売ってる?この商品について
以下給食のパンについてのお得な情報を載せています。是非ご覧ください。
- 給食からパンがなくなる理由は何ですか?
- 昔の給食はなぜパンばかり?
- 給食のパンはどこで売ってる?まとめ
給食からパンがなくなる理由は何ですか?
最近、日本の学校給食からパンが減少し、場合によっては完全に消える事態が生じています。
これは単なる一時的な変化ではなく、いくつかの深刻な要因が絡み合っているためです。
パン業者の減少
まず、パンを製造する業者の数が大幅に減少していることが挙げられます。
昭和20年代から40年代には約6000社あった給食用のパン製造業者が、現在では1300社以下にまで減少しています。
この減少の背景には、製パン業界全体の後継者不足や工場の老朽化が大きく影響しています。
また、給食用パンは保存料を使用しない、子どもの健康に配慮した製品であり、その製造には特殊な規格や手間が必要です。
このため、利益率が低く、大手パン業者も次々にこの市場から撤退しています。
米飯給食の推進
さらに、日本政府の方針として、2009年に文部科学省が米飯給食の推進を通知して以降、学校給食におけるパンの提供が減少しています。
現在、パンの提供は週に1回程度とされており、これがパン業者の経営にさらなる圧力をかけています。
米飯が主食として定着している背景には、日本の食文化や健康志向の高まりもありますが、これがパン給食の減少を加速させる結果となっています。
物流とコストの問題
また、パンの供給に関わる物流とコストの問題も深刻です。
パンは給食の朝に新鮮な状態で届ける必要があり、そのための物流コストが高騰しています。
特に都市部では、交通渋滞や輸送費の増加がパンの安定供給を難しくしています。
また、物価の上昇が原材料費や人件費に影響を与え、パン業者の経営を圧迫しています。
これらの要因が重なり、パンを製造する工場の廃業や閉鎖が相次ぎ、結果として学校給食からパンが消えるという現象が生じています。
地域格差と対応策
一部の地域では、給食からパンが完全に消え、米飯給食のみが提供される事態も報告されています。
例えば、福井県福井市では、パンの供給業者がいなくなり、当面は米飯のみの給食が提供されることとなりました。
こうした地域格差は、学校給食のあり方に新たな課題を投げかけています。
このように、学校給食からパンがなくなる背景には、業者の減少、政府の米飯推進政策、物流コストの上昇といった複数の要因が複雑に絡み合っています。
今後、パン給食を維持するためには、新たな物流の確保やコスト削減のための対策が求められるでしょう。
昔の給食はなぜパンばかり?
戦後の日本の学校給食では、パンが主食として広く普及しましたが、その背景にはいくつかの社会的、経済的な要因が関わっています。
戦後の食糧不足とパンの導入
1945年の終戦後、日本は深刻な食糧不足に直面していました。
特に主食である米の生産が落ち込み、多くの人々が栄養失調状態に陥っていました。
この状況で、アメリカからの食糧援助が大きな役割を果たします。アメリカは自国で余剰となっていた小麦を日本に大量に供給し、その一部が学校給食に活用されることになったのです 。
アメリカは、戦後の日本の食糧難を解消するためだけでなく、自国の農産物の市場を確保するという意図も持っていました。
小麦の消費を増やすために、日本政府と協力してパンの普及を促進したのです。
こうして、給食にパンが採用されることになり、特にコッペパンが多くの学校で提供されるようになりました。
給食設備とコストの問題
当時の学校給食では、大量の米を炊くための設備や人手が十分に整っていませんでした。
白米を全校生徒に提供するには、大規模な炊飯設備や燃料が必要で、これが非常に高コストでした。
それに対し、パンは外部のパン屋から供給することが可能で、設備投資や人員削減の面で非常に効率的だったのです 。
また、パンは日持ちがするという点も重要でした。
米飯はその日のうちに消費しなければならないのに対し、パンは比較的保存が利くため、計画的な給食運営が可能でした。
このような理由から、パンが主食として選ばれたのです。
アメリカの影響とパン文化の浸透
さらに、アメリカの影響力も無視できません。アメリカは戦後の占領政策の一環として、パン食を日本に浸透させることを奨励しました。
これにより、日本人の食生活が変化し、パンが日常的な食品として定着していったのです。
また、パンの普及は、戦後の経済復興にも寄与しました。地元のパン屋がパンの製造を担当することで、雇用が生まれ、地域経済の活性化にもつながりました 。
給食の多様化とパン給食の減少
その後、日本の経済が安定し、食糧事情が改善するにつれて、米を主食とする給食が少しずつ導入され始めました。
1970年代になると、米飯給食の比率が増加し、パン給食の割合は徐々に減少しました。
これは、米の生産量が回復し、学校給食の設備も整備されてきたことが背景にあります 。
まとめ
戦後の日本でパンが給食の主食となった背景には、食糧不足、アメリカからの食糧援助、給食設備の問題、そして米の供給が不安定だったことが関わっています。
これらの要因が重なり、パンが効率的で経済的な選択肢として普及したのです。
しかし、日本の経済成長とともに米の供給が安定すると、米飯給食が再び主流となり、現在では多様な食事が給食で提供されるようになっています。
給食のコッペパンはどこで売ってる?まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 給食パンは主にコッペパンが多い
- ダイソーやセリアなどの100円ショップでは給食パンは販売されていない
- ドン・キホーテでは給食パンに似た商品があるが完全な給食パンではない
- ヨドバシカメラやビックカメラでは給食パンは販売されていない
- イオンでは給食パンが地域限定で販売されている
- コストコでは給食パンに近いパンがあるが、厳密には異なる
- 業務スーパーでは給食パンは取り扱っていない
- オギノパンでは実際に学校給食に提供されているパンが購入できる
- 昔ながらのコッペパン専門店では冷凍で購入できる
- Amazonや楽天市場では給食パンが通販で購入可能
- 給食からパンが減少している背景には業者の減少がある
- 米飯給食の推進もパン給食の減少に影響している
- パン給食の減少には物流とコストの問題も関わっている
- パン業者の減少は後継者不足と工場の老朽化が原因である
- 一部地域ではパン給食が完全に消え、米飯給食のみが提供されている
- 直営所では販売している